精神科ショート・ケアとは
精神疾患を抱える方が安定して地域生活を送れるように、「こころ」と「からだ」のリハビリを行う外来治療のひとつです。自分のペースで始められ、自分に合ったプログラムを短時間で利用できます。
当院のショート・ケア~ケセラセラ~は
目標に応じて、様々な活動を通し対人関係や疾病の対処方法を考え、症状の再発防止や心身の安定を図ります。
活動中の利用者の方との対話(ダイアローグ)を大事にし、対話の中から生まれる利用者の方の声をプログラム内容に反映し、利用者の方が自らしたいことを取り組める場にしていきたいと考えています。
当ケアセンターの愛称として~ケセラセラ~を掲げています。“なんとかなるさ”だけではなく、“人生は自分次第でどんな風にも作っていけるよ”そんな思いも込めています。
対象者は
家に閉じこもりがちで、どこか行く場所を探したい
- 仕事や生活で話が出来る場が欲しい
- 健康のため、仕事のため、体力をつけたい
- 人との付き合い方を学びたい
- 自分自身のコンディションを整えるコツを身につけたい
「こうなりたい。」「こうしていきたい。」という自分を探したい方、「こうなりたい。」「こうしていきたい。」というご自身が暮らしの実現に向けて回復を願っている方が対象です。
スタッフの紹介
医師・臨床心理士・作業療法士・精神保健福祉士・産業カウンセラー他のチームで運営しています。
曜日やプログラムによって、担当するスタッフが異なります。
チームでお待ちしています。
ショート・ケアの過ごし方
月曜日から金曜日の週5日のうち利用者の方の希望に合わせてご利用いただけます。
午前9:00~12:00、午後13:00~16:00の半日(3時間)の利用になります。
昼食の提供はありません。
午前 |
09:00~ 開所
09:15~ 始まりのミーティング
09:45~ 午前のプログラム
11:15~ クールダウン
11:40~ クリーンタイム
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午後 |
13:00~ 開所
13:15~ 始まりのミーティング
13:45~ 午前のプログラム
15:15~ クールダウン
15:40~ クリーンタイム
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プログラムの紹介
話す・聴く
生活のこと・人間関係のこと・困ったことや迷ったことをどうしていけばいいか、対話を通して解決していく場を用意しています。
木曜日の午前の“学ぼう!教養講座”では、講座の内容によってSSTの手法を取り入れて行います。木曜日の午後の“夜明けの会”では、オープンダイアローグの要素を加えて対話を行います。
学ぶ・知る
知っておくと生活に役に立つことや、元気になるコツを学び、知る場を用意しています。
水曜日の午後の“はたらくclub🔰”ではIPSの紹介や、金曜日の午後の“見つけよう!元気のコツ”ではWRAP(元気回復行動プログラム)を学ぶ回もあります。
動く
体力の維持・向上、リラックスする場を用意しています。
月曜日の午後は、体がリラックスするストレッチを中心に、ヨガの要素も加え癒しを目的にしています。火曜日の午後は、筋トレ、ウォーキングなど月曜日より強度の高い運動を行い体力維持・向上を目指します。
創る
プログラムを通して利用者の方が自分自身で自分のことを、自分の道を創って欲しいと思っています。
ショートケアの費用
各種健康保険、生活保護が適用されます。
自立支援医療制度の利用で1割負担となります。
所得等により月額上限額が変わります。
ご利用の流れ
ショート・ケアの利用にあたっては、主治医からの指示が必要になります。
当院以外に通院している方も利用可能です。
見学、体験も行っていますので、利用をご検討の際には主治医やケースワーカーへご相談ください。