集団精神療法とは
集団精神療法とは、診断療法(Group therapy)とも呼ばれ、集団で行う精神療法のことをいいます。
集団精神療法には、同じ問題を持ったグループと、それぞれが異なった問題を持ったグループがあります。例えば、同じ問題を持ったグループでの集団精神療法では、「アルコール依存症ミーティング」がその一つにあたります。同じ問題を持った人が集まる集団精神療法での利点は、個々の気持ちや体験を共有できるということです。他の人達との治療的共感、所属間、支持などが生じ、ご利用者にとって大きな助けとなります。
そして、集団精神療法では、ご利用者同士の話し合いということが、他の精神療法と比べて特徴的なところです。集団精神療法では、7人~8人のグループが一般的ですが、大きいグループになると、30人~40人の場合もあります。
話し合いの場では、誰もが平等であり、思いついたことや困っていることなどを何でも話し合うことができます。