外来の診察では時間が限られるため、主治医に自分の状態を伝えられないケースがあります。このため服薬の調整が上手くいかずに、薬への不安や副作用等で悩んでいる方も多いと思います。このような悩みより、服薬をしなくなってしまうことがありますが、これでは再発率が高くなってしまいます。
訪問看護を活用することで、主治医に相談しにくい薬への不安や副作用の症状も、訪問看護スタッフを通じて主治医に伝えることができます。その結果、薬の減量や、処方の変更等により、不快な副作用や症状が改善され、より安定した生活を取り戻す事が可能になるかもしれません。更には、ご利用者が治療方針の決定に積極的に参加し、その決定に従って治療を受けること、つまり、アドヒアランス(
※) の向上をお手伝いすることで、治療の安定をはかります。
私たちは日々の服薬の管理もお手伝いします。自分の意志で薬を飲まないのでは無く、飲んだ事を忘れたり、多く飲んでしまったり、このような上手に服薬ができない方には、その方に合った服薬方法を一緒に考えます。
※アドヒアランス 治療方針の決定について、患者自身が積極的に参加し、その決定に沿って治療を受けること。患者が自身の病気を理解し、治療に対しても主体的に関わることで、より高い治療効果が期待できる。